「結婚式なんてしたくない!」
今は結婚式を行わないで婚姻届を提出するだけで済ませるカップルが増えているそうですね。
結婚式を挙げないで籍だけを入れることを「ナシ婚」なんて呼んだりしますが、なぜ「ナシ婚」が増えているのでしょうか?
二組に一組がナシ婚の時代
厚生労働省の人口動態統計の結果によると入籍を済ませたカップルのうちおよそ半数が『ナシ婚』を選択しています。
そうなんです。籍を入れても結婚式を挙げないカップルって意外と多いんです。なぜ愛し合って結ばれた二人が「ナシ婚」という選択肢を取るのか不思議に思いませんか?
「ナシ婚」を選ぶ理由
みんなのウェディングの調査結果を見てましょう。
- 1位 経済的事情(23.2%)
- 2位 セレモニー的行為が嫌(10.6%)
- 3位 挙式や披露宴意外のことにお金を使いたい(9.9%)
- 4位 おめでた婚(授かり婚)のため(9.3%)
参考 みんなのウェディング
1位は「経済的理由」というもの。なんと日本には経済的事情で結婚式ができない人が年間10万組もいるんですって!長引く不況の影響をひしひしと感じる統計ですね。
2位は「セレモニー的行為が嫌」というもの。人前に出るのが苦手だったり、注目されるのが嫌いだという意見です。私も人前は苦手なのでこの意見は結構分かります^^;
3位は「挙式や披露宴意外のことにお金を使いたい」というもの。式に使うより「生活」や「貯蓄」、または「旅行などの娯楽」に使ったほうが良いといった意見ですね。
4位が「授かり婚だったから」という理由。お腹の中に赤ちゃんがいるので結婚式を挙げることができなかったという理由ですね。
こういった統計を見ていると価値観が多様化してきているのを感じますね。昔のように籍を入れたら結婚式は必ず挙げるという時代ではなくなっているのだと思います。
また、今はコロナの影響も強いでしょう。結婚式離れは年々加速しているように思います。
私達も最初は結婚式はやらないでいいと思っていました
実はここだけの話、私も夫もかなりの緊張しいなので、当初「結婚式なんてやらなくてもいいかなー」なんて思っていました。
お金もかかるし、人前に出るのが苦手苦手だし、準備が大変で面倒なイメージしかなくて。
でも色々紆余曲折があり、結局は結婚式を挙げることになったのですが、やっぱり想像の中の結婚式と、実際の結婚式は全然違いました。
準備の時間も、ものすごく緊張したことも、親の前で泣いてしまったことも、今では本当にいい思い出。家族の絆も深まりましたし、「結婚したんだ」「家族になったんだ」という実感も強くわきました。
ちなみに私達の場合は人前に出るのはあまり得意じゃなかったので、家族と本当に親しい友人だけを呼んだ小さな小さな結婚式を挙げました。披露宴も「披露宴」というよりも「お食事会」といった雰囲気に近かったかも。
それでも教会で二人で愛を誓い合ったこと。両親が泣いて喜んでくれたこと。その全てが一生忘れることのできない思い出になっています。写真もたくさん残るし、本当にやってよかったです。
↓こちらは私達の結婚式で使ったブーケの写真です。
「結婚式の写真を飾っていると、喧嘩した時の仲直りが早くなる」なんてデータもあるみたいですよ。
結婚生活は長く続けているとどうしても馴れ合いというか、マンネリになってしまいます。そういったときに「結婚式の写真」を見るとなんだか初心に帰れるような気もします。
私達の場合ですが、結婚式を挙げてよかったと心から思っています。
私達にとって結婚式は「家族を持つことを意識する場所」でもあり「両親へ感謝の気持ちを伝える場所」でもあり「二人の一生の思い出」でもあり「人生の節目」でもあったように思います。
結婚式を挙げたカップルの方が「離婚率」が少ない?
アニヴェルセルさんの調査結果です。既婚者の方と離婚歴のある方に下記のような設問を投げかけました。
あなたは結婚式を挙げましたか?あてはまるのものをお応え下さい。
初婚 離婚歴あり 結婚式・披露宴(会食)共に開催した 65.5% 13.4% 何もしていない 16.0% 82.4% 結婚式だけ挙げた 10.7% 1.4% 婚礼衣装を着て記念撮影した 7.0% 2.8% その他 0.8 – 引用:anniversaire
なんと離婚歴のある男女の82.4%が結婚式や披露宴などを行っていないという結果になったんです。
結婚式を挙げたカップルの方が「離婚率」が少ないというのはどうやら統計によると事実みたいですね。
セレモニー的行為が嫌という人は後悔しないか真剣に考えて
人前に出るのが苦手だったり、そもそも結婚式そのものに「必要性」を感じない人もたくさんいらっしゃると思います。
「お金がたくさんかかって、恥ずかしい思いをして一体何のメリットがあるの?」なんて。
純粋に「面倒くさい」なんて思ってる方も今の時代は多いでしょう。
もちろん結婚式を挙げる、挙げないは個々の自由。義務ではありません。だからあなたが必要ないと思ったら無理に挙げる必要は全くないと思います。
一方で次のようなデーターもあります。
ナシ婚の予定だったカップルが結婚式を挙げたらどうなった?
最初はナシ婚の予定だったカップルが実際に結婚式を挙げたとき、じつに85%のカップルが「結婚式を挙げてよかった」>と答えているんです。
もともと”ナシ婚”だった方が実際に結婚式を挙げた方に「挙げてよかった」かどうかをたずねたところ、85%の方が「はい」と回答しています。参考:ぐるなびウエディング
あなたを結婚式を挙げる方向に誘導したいわけではありません^^;ただ本当に後悔しないのかをよく考えてほしいんです。
少なくとも私達は結婚式を挙げて心からよかったと思っているからです。
授かり婚でも結婚式を諦める必要はない
また本当は結婚式をしたいけど、妊娠してるから諦めている方も大勢いらっしゃいます。
けれど諦めるのは早計ですよ。なぜなら、今の時代「マタニティウェディング」に対応している式場やサービスはたくさんあるからです。
マタニティウェディングに対応している式場だと家にいながら打ち合わせができたり、準備時間が少なくてすんだり、妊婦に配慮した形になっています。
今は結婚式をあげるカップルの4人に1人が妊娠中なんて言われていますしね^^
マタニティウェディングに関してはこちらを御覧くださいね。
ナシ婚のカップルが結婚式の代わりにしたことは?
ナシ婚もひとつの選択肢。ただ全く何もしないのはやっぱり寂しいですよね。
ここで、結婚式場の日本最大級のクチコミサイトを運営するウエディングパークは2018年12月17日に発表した「結婚式の代わりにしたことは?」というアンケート結果を見てみましょう。
- 1位 結婚指輪を購入(62.1%)
- 2位 家族親族で食事会(48.4%)
- 3位 記念写真・ウエディングフォト撮影(31.4%)
- 4位 新婚旅行(26.5%)
- 5位 婚約指輪を購入(23.8%)
- 6位 特に何も行わなかった(17%)
参考 ウエディングパーク
冒頭で籍を入れたカップルの約50%が「ナシ婚」を選んでいるなんてデータを紹介しましたが、それでも全く何もしないというカップルは少ないんですね。
何かしらのけじめとして「指輪の購入」や「家族親族で食事会」は多くの方が実施しています。
また、大々的な挙式や披露宴をする方の数が減っていることは事実ですが、「フォトウェディング」や「会費制の結婚式」などちょっとしたパーティやセレモニーを行うカップルは増えてきています。
詳しくは下記の記事をごらんください。
お金がなくても結婚式はできる?
結婚式といえば「お金がかかる」というイメージを持っている人はたくさんいらっしゃると思います。
もちろんお金がかかる結婚式は多いですが、今はサービスも多様化してきており、あまりお金を買えずに結婚式を挙げる方法はたくさんあります。
代表的なところでいうと、
- フォトウェディング
- 家族や二人だけの少人数結婚式
- 会費制の結婚式
- お食事会ウエディング
- 国内&海外リゾート婚
- ご祝儀婚
あたりが挙げられます。簡単に説明したいと思います。
フォトウエディング
フォロウエディングとはその名の通り写真だけの結婚式のことです。
もちろん事前にドレスも選びますし本格的なヘアメイクもします。
フォトウェディングだったらヘアメイクやドレスやフォトデータなども込みで、10万円前後でできちゃいます!
写真は一生残ります。結婚式や披露宴をしたくないと思っている方は、フォトウェディングだけでも検討してみてはいかがでしょうか。
絶対ステキな思い出になりますよ。
国内&海外リゾート婚
友人が少ないとか、人前に出るのが苦手という方は、国内や海外のリゾート地で2人だけで式を挙げるのもオススメです。
リゾート地はロケーションが綺麗なので写真撮影がバッチリきまります。新婚旅行を兼ねてしまうのもいいと思います。
デメリットとしては場所の選択が難しいことと、親族や友人を呼びにくいことでしょうか。
リゾート婚は国内の場合ですと15万くらいからが相場です。
少人数挙式
少人数の挙式もオススメですね。
実は私達は少人数の結婚式を挙げたんですよ^^
本当に中の良い友人と家族だけの結婚式はアットホームで心から楽しめます。
少人数挙式は準備期間が短くて済むので負担が少ないのもポイント高いですね。
二人だけで結婚式を挙げるのも素敵だと思います。
お食事会ウエディング
こちらも少人数で行う挙式スタイルです。上で紹介した少人数挙式よりさらに「演出」などを省いたスタイルです。基本的には「レストラン」を貸し切って行われます。
少人数挙式よりもさらにリーズナブルですし、レストランなので食事が美味しい。ゲストにも喜ばれるスタイルの一つです。
会費制ウェディング(1.5次会)もオススメ
『挙式のみ』や『フォトウェディング』だけでは物足りないと感じたら、親族や友人を招いて会費制のパーティーや1.5次会を行うのもいいと思います。
会費制ウェディングの最大の特徴はゲストから「ご祝儀」ではなく「定額の会費」をいただくこと。会費は1万5千円前後が主流なので、ゲストの負担も少ないので気軽に誘いやすい。
さらに普通のご祝儀制の結婚式&披露宴と較べてリーズナブルな価格設定なので、新郎新婦の経済的な負担も比較的少なくて済みます。
結婚式を挙げるか迷っている方は一度ブライダルフェアに行ってみては?
色々な挙式スタイルを紹介してきましたが、それでも結婚式を挙げるか挙げないかで迷っている方は一度近くの結婚式場のブライダルフェアや式場見学に行ってみるのを強くオススメいたします。
ブライダルフェアは美味しい料理が無料で食べられたり、ドレスの試着が出来たり楽しいイベントがてんこもり。デートにも最適です。
ブライダルフェアや結婚式場の見学に行って分かることって思った以上にたくさんあります。
やっぱり自分には結婚式は必要ないと思うかも知れませんし、逆に挙げてみたいと思うかも知れません。
頭の中であれこれ考えていても答えは出ませんから、思い切って一度見学に行ってみましょう。
式場見学に行くと「ギフト券」が貰えるキャンペーンなども開催していたりするので、二人でお小遣い稼ぎの感覚で参加してみるのも楽しいですよ^^
貰えるギフト券や電子マネーも数万円とお得ですし、成約しなくても(見学だけで)ギフト券が貰えるキャンペーンもあるのでので、一度参加してみるのがオススメです。
キャンペーンの情報はコチラの記事にまとめてあるので参考にしてくださいね。
その上で結婚式が必要かそうでないかを決めるのでも遅くはありません。
プロに相談するのもオススメ
- 結婚式を挙げたいけど不安がある方
- 結婚式を上げるかどうかそもそも迷っている方
- コロナが心配な方
要するに「結婚式を挙げるかどうか迷っている方」は、一度結婚式の相談カウンターを利用してみることをオススメ致します。
日本には全国に「結婚式のことを何でも相談できる相談カウンター」があります。
大手だと
が全国に相談カウンターを設けています。
(小さいところも含めると本当にたくさんの相談カウンターがありますが、やはり大手が安心です)
体験記事も書いているのでよければ参考にしてくださいね。
個人的にはハナユメ
オンラインで相談できるサービスも
外出するのが面倒な場合は、自宅にいながらスマホやパソコンで相談できるオンラインのサービスもあります。
こちらもハナユメのオンライン相談がオススメです。
まとめ
結婚式をするかしないかは人それぞれ。本当に自由だと思います。
無駄だと思う人は挙げなければいいし、やりたい人はやればいい。結局それだけの話なんですよね。
ただ、どちらにせよ人生は一度きり。本当に結婚式を挙げなくて良いのか、一度二人でしっかり考えてみることが大切です。
人はやったことよりもやらなかったことを後悔する生き物ですから。
後悔のない選択をしましょう。