「出産後に結婚式を挙げたい!」
そう思っている方は意外と多いです。
産後に挙式希望の方に理由を聞いてみると、
- 結婚した当時は余裕がなくて挙式ができなかった
- 妊娠していたので挙式ができなかった
- 当時は結婚式に興味がなかったが、やっておけばよかったと後悔している
など様々な理由があります。
今回は「産後の結婚式」の注意点や理想の挙式時期について記事にしてみました。
産後挙式のメリット・デメリット
まずは妊娠中の挙式と比較しての「産後に挙式をするメリット・デメリット」を見ていきましょう。
産後挙式のメリット
- 子供と一緒に挙式ができる
- 身体への負担が少ない
- ドレスの選択肢が広がる
- アルコールを楽しめる(ただし授乳中はNG)
- ゲストに子供をお披露目する機会になる
産後挙式で一番いいなと思うのが「子どもと一緒に結婚式に参加できること」ですね。
赤ちゃんを抱っこしながら入場したり、一緒に記念撮影ができたり、楽しい結婚式になること請け合いです。
たとえ子供が大泣きしてもそれも演出の一つ。周りのサポートもより実感できますし、自分たちの結婚式で自分たちの子供が泣くのは全然OKですよね。
産後挙式のデメリット
- 出産後は体型を戻すのが大変
- 授乳でおっぱいが張ってドレスが苦しいことがある。またドレスや着物に母乳漏れの心配がある。
- 打ち合わせや準備のとき子供がいると中々進まない(余裕が無い)
- 挙式本番でも子供が泣いたり走り回ったりして落ち着かないケースがある
メリット・デメリットどちらもあります。産後の挙式は良くも悪くも子供によって色々と左右されてしまうものなんですね。
良くも悪くも出産後は子供中心の生活になります。そして子育ては思い通りにならない事の連続。
特に出産から数カ月は自分の時間を捻出することさえ難しい時期です。
産後の挙式時期はいつがいいの?
- 出産直後の挙式は絶対NG。
- 産後の挙式は早くて6ヶ月。
- 余裕を見るなら産後1年以上は待ったほうが良い
出産直後の結婚式がオススメできない理由
まず出産直後の結婚式がオススメできない理由を説明します。
理由1:出産直後は時間の捻出が難しい
まず出産直後は赤ちゃんの世話で全てに余裕がありません。睡眠時間の確保も難しいほどです。実家暮らしでもない限り、出産後しばらくは子供の世話だけで手一杯というのが現実だと思います。
結婚式は事前の「打ち合わせ」や「準備」もありますから、そういった時間の捻出は難しいでしょう。
理由2:出産直後の身体はとっても大変
身体の問題もあります。
まず、妊娠中殆どの方は「太ります」。私も妊娠中は10kg以上太りました。出産すると体型は徐々に戻っていきますが、戻るのに平均して6ヶ月前後かかると言われています。
もう一つ大事なのは授乳の問題です。出産後は3時間おきに赤ちゃんにおっぱいをあげる必要があります。人によってはおっぱいが張って痛みを感じたり、ドレスや着物に母乳漏れの心配もあります。
さらに言えば、こういった時期にドレスであまり胸を締め付け過ぎると乳腺炎の原因にもなるのでドレス選びにも注意が必要になってきます。
以上の点から、出産直後の挙式はやめておいたほうが無難です。
なぜ産後6ヶ月以降の挙式がいいのか?
産後の挙式は早くても6ヶ月以降がオススメです。
出産後6ヶ月もたてば、育児の要領も大分つかめているはず。また体型もある程度出産前に戻ってくる頃です(これは努力次第でもありますが)
さらに、6ヶ月なら子供の首も座っていますから、椅子やベビーカーに座らせることもできます。哺乳瓶に慣れさせておくこともできますね。
こういった理由で早くて6ヶ月ということです。
理想は産後1年前後の挙式
産後挙式の理想時期は個人差がありすぎて「この時期がオススメ」と言いにくいのが本音です。
- 「実家や家族の手助けがどれくらい期待できるのか」
- 「夫の仕事の拘束時間はどれくらいなのか」
- 「子供の発育や、手のかからなさ」
など様々な要因があるからです。
だから「産後挙式の理想時期」は一般論として書かせていただきます。
私が思う産後挙式の理想時期は、出産してから1年前後です。
理由を説明します。
まず、多くの方は平均して生後5~6ヶ月くらいから離乳食をスタートさせます。生後1年くらいでようやく離乳食にも慣れてきて、母乳やミルクの回数も減ってきます。
つまり出産後一年辺りで、お母さんの授乳の負担が大分楽になるんです。離乳食の回数が3度になればさらに楽になりますね。
もちろんこれには個人差があり、卒乳が3歳をすぎるお子さんもいらっしゃいますから一概には言えませんが。
また、赤ちゃんは、早い子だと10ヶ月ぐらいから歩き出します。平均すると1歳~1歳3ヶ月くらいの間に歩く子が多いです。この時期ならまだ「つかまり立ち」か「よちよち歩き」のお子さんのほうが多いです。
つまり、子供が好き勝手走り回っていたずらする心配も少ないんです(もちろんこれにも個人差はあります(汗))
こういった理由で10ヶ月~1年前後が理想かなと思います。
結局のところ、産後の挙式は「お母さんの体調」と「子供の成長」に大きく左右されるものなんですね。
逆にこれ以上挙式をするのが遅くなってしまうと、タイミングがずれて、挙式がどんどん先になってしまうかもしれません。どうしたって出産後は育児が中心のライフスタイルになってしまいますから。
ただ、次のような話もあります。
子供が生まれて9年後に結婚式を挙げた親友の話
私の親友に3人の子持ちのお母さんがいます。子供は全員女の子。上の子はもう小学校4年生になります。
彼女は昔から「結婚式を挙げたい」という強い希望を持っていましたが、夫の都合や妊娠などの影響で、結局結婚式を挙げずに入籍。
結婚後も子育てに忙しく、結婚式を考えるどころではありませんでした。子供が3人もいると忙しさも尋常ではありませんから。
けれど彼女は子供を3人育てながらも「結婚式がしたい」「ウェディングドレスが着たい」という思いがずっとあったそうです。
上の子が生まれてから9年。彼女の強い思いが叶ったのでしょうか。
様々な偶然やお膳立てが重なり、彼女はなんと念願の結婚式を挙げることになりました。
彼女の思いを知っていた夫が自ら進んで式場を探してくれたり、提案をしてくれたんだそうです。
工夫次第でお金はなんとかなる
彼女自身「今更いいのだろうか」とか「これから子育てにお金がかかるし大丈夫だろうか」といった不安もあったみたいなのですが、夫やプランナーさんの協力もあって、その提案を受け入れることにしました。
いろいろ調べていくと、ご祝儀や日取りなどを工夫すれば、意外とお金がかからないことも分かりました。
結婚式自体は大規模な者ではなく、本当に仲の良い友達と双方の親族を含めて40人程の式でした。もちろん私も招待されましたよ。
子供が生まれてから9年近く経った友人の結婚式に出席したのは初めてでしたが、3人の子どもと夫に囲まれた彼女は終始幸せそうで、私も自分のことのように嬉しくなりました。
子どもたちもフラワーガールになってバージンロードに花をふりまいたり、マスコット的キャラクターになって、結婚式をより微笑ましいものにしていました。
結婚式は夫婦ふたりのものだと思われがちですが、子供がある程度大きくなってからの結婚式は(一番下の子で4歳でした)、子供達にとっても素敵な思い出になったに違いありません。子どもたちもお母さんが喜んでいる姿がよっぽど嬉しかったのか、終始いい子にしていました。一番上の9歳の子なんて感動で泣いていました。
さらに招待客には子連れの方が多く(中には0歳時の子供連れもいた)、それが逆にアットホームでいい雰囲気を出していました。彼女自身子供が3人もいる親なので、子育てにはとっても理解があります。なので例えば挙式中に他の子供が泣いても、それが逆に笑いを誘ったりして、終始和やかなムードで式が勧められていきました。
子供がいる中での結婚式がこんなに素敵なものだとは!
結婚式は家族の数だけあるんですね。子供が大きいからといって諦める必要はないと強く思ったできごとでした。
赤ちゃんの世話を誰にお願いするか?
子供がある程度大きいならいいのですが、まだ赤ちゃんの時期に挙式する場合は一つ考えなくてはいけない問題があります。
赤ちゃんは基本的に言うことを聞かないものです。大泣きするし、物は投げるし、おもらしはするしまあ大変。けれど挙式中「花嫁、花婿」がずっと面倒を見ているのは難しいでしょう。
挙式中の赤ちゃんの世話は誰かにお願いする必要があります。
自分の親や兄弟・姉妹にお願いするケースが一番多いと思います。何にせよ「誰にお願いするか」を事前にしっかりと話し合っておくことが大切です。
ただ、中には「ママの抱っこじゃないと絶対に泣き止まないお子さん」もいらっしゃいます(余談ですが私の息子もそんなタイプです(汗))。
そういったケースにも対処できるように挙式本番のスケジュールはギチギチにしないで余裕をもたせておくことも大事です。
家族挙式も検討してみる
赤ちゃんとの挙式は子供の泣き声も微笑ましいイベントの一つですが、あまりに泣かれると花嫁さんと花婿さんが気疲れしてしまうかもしれません。
そういった点が心配なら、家族や親族や本当に仲の良い友達だけを読んだ「家族式」もオススメです。
私が産後の家族式で素敵だなと思ったのは、花嫁と花婿の間に赤ちゃんを座らせた披露宴です。お母さんの近くにいるだけで赤ちゃんも落ち着きますし、高砂に親子3人座っている光景は微笑ましいです。
家族式なので赤ちゃんが泣いても、それが逆に微笑ましいイベントになります^^
産後挙式の場合の会場探しの時期について
産後挙式を希望している場合でも、式場探しは産前に済ませておくのが理想です。今、妊娠中だったらつわりが終わった安定期の時期に式場探しを始めましょう。
というのも子育て中はとにかく「時間」がないからです。私も出産後は赤ちゃんの「夜泣き」や「授乳」で毎日のように寝不足でした。寝不足になるとイライラもしてくるし、準備どころではなかったと思います。
産休中などある程度時間があるときに式場探しなど時間がかかることは済ませておくとその後が楽ですよ。
後は当たり前ですが「夫」の協力は超必須です。子育て後に女性が全部をこなすのは土台不可能な話ですから。
会場探しはプロのサポートを借りるのがオススメ!
ファミリーウエディングに対応している結婚式場の探し方について書いていきたいと思います。
これはずばり「プロ」に相談するのがオススメです。
やはり小さい子供がいるなかで、全てを自分でやるのは大変!それこそ結婚式場ってたくさんあるので、いちいち細かく調べてられないって方が大半でしょう。
結婚式場の相談カウンターを使えば、自分の希望や状況にピッタリで評判の良い結婚式場を無料でいくつも紹介してくれます。
時間がない方こそプロに相談するべきです!
対応した会場の提案だけでなく、見学予約・日程調整、キャンセルなどの連絡も全てカウンターが代行してくれるので楽ちんです。
自分で色々動くより負担は間違いなく減ります。
今は自宅にいながら「スマホ」や「パソコン」で気軽にオンラインで利用できる相談カウンターもあります。実店舗に関してもキッズスペースがある相談カウンターも増えています。
ここでは産後の挙式相談でお薦めの相談カウンターを一つ紹介したいと思います。
マイナビウエディングサロン キッズスペースが併設されているサロン
マイナビウエディングサロンはあの大手マイナビが運営している結婚式場の相談カウンターです。
マイナビウエディングサロンはほぼ全ての相談員が「元ウエディングプランナー」という精鋭ぞろい。またサロンスタッフが「パパママ・キッズ婚プランナー資格」を取得しているので、提案力やノウハウも豊富。
全国に店舗があり、店内にはキッズスペースも併設されているので、お子様連れの利用でも安心。また、「電話」「ビデオチャット」「LINE相談」にも対応しているので自宅にいなが気軽に利用できます。
オムツ替えスペースが有る結婚式場など、ファミリーウエディングに適した会場をたくさん紹介してくれますよ。
産前・産後の挙式はどっちがオススメ?
アンケートサイトなどを使って、当サイト独自にアンケートをとってみました。
結果としては意外にも産前(妊娠中)の挙式をおすすめされているかたが圧倒的に多かったです。
妊娠中の結婚式がオススメという意見
- 出産後は時間的な余裕が無いから
- 子育てにお金がかかるから
- 産後は体型の意地が難しいから
- 出産後の結婚式だと今更感が出てしまうから
というものが多いです。
変わったところだと、
「出産後はホルモンの影響で夫と距離ができるから」
というリアルな意見もありました。
産後の挙式がオススメという意見を照会
逆に産後の結婚式を推す意見としては
- 子供と一緒に挙式できる
- 体型を気にせず好きなドレスが選べる
- 時間を気にせず式場選びができる
というものが多かったです。
私個人の意見としてどちらか選べと言われたら、迷うところですがやはり「産前(妊娠中)」の挙式を選ぶと思います(あくまでもどちらか一つを選べと言われたらの話ですが)
やはり子供がいるとライフスタイルが全て子供中心になってしまいます。実家や夫の手助けがないと、子供に振り回されて中々に余裕がありませんから。
産前にしろ、産後にしろ挙式をして後悔している人は少ない
ただ、先に書いたように子供と一緒の結婚式って想像以上に素敵ですよ!子供にとっても絶対いい経験になるし、家族の絆も深まります。
実際に産後挙式を経験された方の意見を聞いてみると「挙式してよかった」と答える方が圧倒的に多いんです。
そうなんですね。結局産前であろうと、産後であろうと「挙式をして後悔している人」って本当に少ないんです
妊娠や出産って個人差がものすごく大きい出来事なので、結局は自分で体験してみないと何もわかりません。
誰かに遠慮したりせず「挙げたい時期に挙げる」のが一番です!
産後の挙式は本当に素敵なものなので、少しも迷う必要はありませんからね。
マタニティウェディングに関しての記事も書いています。よければご覧ください。