「高いお金を払ってまで結婚式を挙げることに何の意味があるんだろう」
そんなことを考えて結婚式を迷っている方は最近多いのではと思います。
最近は籍をいれても結婚式を挙げないカップルもたくさんいますよね。なんと厚生労働省の人口動態統計の結果によると入籍を済ませたカップルのうちおよそ半数が『ナシ婚』を選択しているそうです。⇒参考:厚生労働省の人口動態統計
私自身も結婚式を挙げる前は
高いお金を掛けて、ゲストにご祝儀を払ってもらって、忙しい中準備を頑張って、一体何のために結婚式ってあるんだろう?
なんて思ったことが何度かあります。
そこで!この記事では
- そもそも結婚式って何のために挙げるの?
- 結婚式をやらなかったらやっぱり後悔する?
- 私たちは結婚式を挙げて実際どう思ったか
といったことを私の体験談・経験談等から考えてみたいと思います。
結婚式って何のためにするの?
そもそも結婚式って何のためにするのでしょうか?
けじめ?
憧れ?
恋人が挙げたいって言ったから?
親への感謝?
先輩カップルのアンケート結果を見てみましょう。
- 1位:結婚式は人生のけじめだと思うから(40.9%)
- 2位:ずばり親孝行のため(40.3%)
- 3位:みんなに祝福してもらいたいから(36.4%)
- 4位:世間体を考えて(19.9%)
- 5位:ふたりの幸せを確かめたいから(18.8%)
- 6位:結婚相手をみんなに披露したいから(17.2%)
- 7位:結婚式をするのは当たり前だと思うから(16.5%)
引用元:ANNIVERSAIRE 総研
1位は「結婚式は人生のけじめだと思うから」です。結婚生活って楽しいことばかりではありません。うまくいかないこと、辛いこともたくさんあるでしょう。例え教会で愛を誓いあったとしても喧嘩することだって当たり前のようにあります。
しかしそれでも2人が手を取り合って同じ方向に歩いていく。一緒に問題をのりこえていく。そういったことを神様の前で誓い覚悟することが「結婚式」の本来の意味の一つです。
結婚式を挙げたカップルのほうが「離婚率が低い」という統計もあります。結婚式はふたりの結婚がそこから始まったということを思い出せる場所。灯台のような役割があるのかもしれません。
2位は「親孝行のため」という理由。
子供の結婚式を心待ちにしている親御さんは多いですよね。
やはりここまで育ててくれた両親に感謝の意味も込めて結婚式を挙げるという意見はかなり多いようです。私の母は私のドレス姿を一目見た瞬間号泣していました。それにつられて私も号泣。あの涙は一生忘れないと思います。
4位は世間体を考えてというもの。なんとなく夢がない回答ですがこれも一つの現実ですよね。
結婚式を挙げて良かった12のこと
冒頭でも少し書きましたが、実は私も「結婚式って何のためにするんだろう?」なんて少なからず思っていました。
お金もかかるし準備も大変そうだし、結婚式を挙げる前は多くの不安があったことを覚えています。しかし実際挙げて見ると「良いこと」がたくさんあったんです。
ここでは私個人が「結婚式を挙げてよかった」と思ったことを12個にまとめました(多すぎ?(笑))
1:親へ感謝の気持ちを伝えられた
私はベタですが披露宴で両親に手紙を読みました。普段面と向かって言えないようなことでも、結婚式という魔法の力を借りれば、素直に気持ちを伝えられます。
2:親の喜ぶ顔が見られた
母親が私のドレス姿を見た瞬間泣いて喜んでくれたことは今でも心に残っています。父親も目をしわくちゃにしながら喜んでくれました。
自分たちの結婚式で親孝行ができた……というと変な感じですが、お互いの両親が喜んでくれたことが本当に嬉しかったです。
いつか私達が親になり子供が結婚式を挙げるときに、両親の当時の気持ちが心から理解できるのかもしれません。
3:友人・知人に感謝の気持ちを伝えられた
ゲストにありがとうを伝えられたことも嬉しかったですね。私達のために遠くから駆けつけてくれたことには感謝しかありません。友情を感じました。
4:友達や親族にパートナーをお披露目できる機会になった
結婚式や披露宴は恋人をお披露目するいい機会になります。親族や知人が一堂に会する機会って中々ないので、時間の短縮にもなりますね。
5:けじめになった
結婚式がひとつの「けじめ」になることは確かです。私達の場合はどんなことがあっても2人で乗り越えていこうとういう「覚悟」のようなものがより強くなったように思います。
6:喧嘩したとき初心に帰るきっかけとなる
結婚式の写真をリビングに飾っておくと「喧嘩が減る」なんて統計もあるんですよ。
それでも喧嘩はたまにしますが(笑)、喧嘩したときに結婚式の写真を見るとふと当時の気持ちを思い出し、仲直りしようと思えます。
結婚式の写真を見ると当時の気持ちに戻れるというのは間違いなくありますね。ちなみに私達もリビングに結婚式の写真は飾っていますよ^^
8:プロのメイクさんにメイクしてもらえる
プロのメイクさんにメイクしてもらえる機会って中々ないですよね。それだけでも貴重な体験でしたし、自分史上最高の自分に出会うことができる……かも( ̄ー ̄)
9:ウエディングドレスを着れる
ウェディングドレスが着れる機会なんて一生に一度です。ドレス選びから非日常を体験できて本当に楽しかったです。
10:パートナーと一緒に作り上げていくものなので、お互いの理解が深まる
結婚式の準備は大変。式場探しからゲストの席決め、ウェルカムボードつくりに、選曲、席札の作成……。
互いに衝突するなんてことも……。でもそれも含めていい思い出ですし、相手が何を考えているのかより知れるきっかけになれます。
11:お金について考えるきっかけになる
結婚式って高い買い物ですよね。ゲストの数によってな何百万円にもなります。それだけにお互いの価値観や金銭感覚がとっても分かります^^
12:純粋に楽しかったし一生の思い出になった
最後の理由として結婚式は純粋の楽しいです。私達は人前にでるのがあまり得意ではなかったのですが、実際やってみると最初から最後まで一生の思い出になりました。
本当にやってよかった!
映画スターでもない限り自分が主役になる機会ってそうそうありませんよね。結婚式は自分たちが主役になれる貴重な一日でもあります^^
結婚式を上げるデメリットは?
やはりメリットあるところにデメリットあり。結婚式のデメリットに関して感じたことを書いていきたいと思います。
デメリット1:やっぱりお金がかかる
結婚式はとにかく高い!
おそらく結婚式を挙げる上での一番のデメリットは「費用面」だと思います。
ちなみにゼクシィ結婚トレンド調査による挙式・披露宴における総額は以下の通りです。
一番多い価格帯が400万円~450万円となっています。うーむ。やっぱり高い。
ただ後述しますが、結婚式の費用はかなりの部分が「ご祝儀」で返ってきます。その点を計算すると意外と自己負担額は低かったりするんですよ。
↓ご祝儀いくら貰えるのか気になる方は下記の記事をごらんくださいませ。
デメリット2:準備が大変
結婚式はそれなりに準備が大変です。規模が大きければ大きいほど準備にも時間がかかります。
ちなみにプランナーさんとの本格的な打ち合わせは平均すると挙式日から4ヶ月~3ヶ月前から始まります。
4ヶ月ほどは準備に追われることになります。まあその過程も思い出になるし楽しかったりするんですけどね。
デメリット3:恥ずかしい
目立つのが苦手な人にとって結婚式は恥ずかしいです。私達も人前にでるのが苦手だったのでとっても緊張しました。
目立つのが苦手な方は結婚式そのものに心理的抵抗を感じるのではないでしょうか。
ただ今の時代は少人数にしたり、ふたりだけで結婚式を挙げるなんてカップルもたくさんいらっしゃるので、少しでも結婚式を挙げたい気持ちがあるなら検討してみてくださいね。
結婚式を挙げなかったらやっぱり後悔したと思う?
私個人の意見ですとやっぱり挙げなかったら後悔したと思います。
例えば結婚式を挙げていなかったらドラマや映画で結婚式のシーンを見るたびになんとなくもやもやした気持ちになっていたかもしれません。
次のような統計もあります。
最初は「やりたくない」と思っていても、挙げた後には9割の方が「もう一回結婚式を挙げたい!」といいます。
引用:ぐるなびウエディング
そうそう!やりたくないと思っていても、実際やってみると結婚式はいいものなんですよ( ̄ー ̄)
まあ私自身は結婚式は一回で十分ですけどね(笑)だって何度もすると最初の特別感がなくなってしまいそうでしょ。
後悔を心配しているくらいな思い切ってあげたほうが良い
上の統計を見てもそうですし、「挙げないと後悔するかな?」なんて心配をしているくらいなら思い切って挙げちゃいましょう。
案ずるより産むが安しです!
これから書きますが意外とお金のこともなんとかなったりするんですよ。
結婚式は本当に高い?
「結婚式は高い」
ほとんどの方がそんなイメージを持っていると思います。
実際結婚式を挙げない理由の第一は「経済的理由」です。
- 1位 経済的事情(23.2%)
- 2位 セレモニー的行為が嫌(10.6%)
- 3位 挙式や披露宴意外のことにお金を使いたい(9.9%)
- 4位 おめでた婚(授かり婚)のため(9.3%)
参考 みんなのウェディング
上のアンケートを見れば分かる通り、お金が理由で結婚式を諦めているカップルって本当に多いんですね。けれどお金が理由で結婚式を諦めてしまうのはもったいないです。
というのも挙式費用はすべてが自己負担ではありません。
費用の総額から頂いたご祝儀分を引いた費用が本当の「自己負担額」です。
例えば総額300万円ほどの結婚式でもご祝儀分を引くと自己負担額が100万円以下に収まったりします。
これなら手が届きそうな気がしてきませんか?
またこんな統計もあります。
なんとご祝儀をもらったことで挙式費用が黒字になったカップルが10組に1組もいるんです。実際は親から結構な援助をしてもらったりするのでしょうが、工夫次第で結婚式ってそこまでお金をかけなくても大丈夫なんですよ。
↓自己負担に関してはこちらの記事も参考に
挙式だけならお金はほとんどかからない
じつは挙式だけだったらそこまでお金がかかりません。10万~20万円あれば十分。
披露宴を行わないで「挙式のみ」でもドレスは着れますし、写真もたくさん残せます。
なにより挙式は「けじめ」になります。
お金がかかるのは披露宴のほうです。その披露宴だってお金がかからないようにシンプルにすることだってできます。
「お金が理由」で結婚式を諦めることだけは一番してほしくないと思います。今は本当にいろいろな方法がありますからね。
下記の記事にお金をあまりかけずにクオリティの高い結婚式ができるサービスを紹介しています。よければ御覧ください。
一度結婚式場に見学に行ってみよう
「結婚式をあげる意味がわからない」
そんなふうに思っている方は一度「ブライダルフェア」や「式場見学」に行って話だけでも聞いてみるのがオススメです。
実際に行ってみて分かることってたくさんあります。見積もりを見て「あれ?意外と安いじゃん」なんて思うかもしれませんし、やっぱり必要ないと改めて思うかもしれません。どちらにせよ行動しないと何も分かりません。
今はブライダルフェアに参加するだけで「商品券」が貰えるキャンペーンなんかもあるので、お小遣い稼ぎにもなりますよ。恋人ととデート感覚で気軽に参加してみましょう。
結婚式にお金を払うのは無駄?
私は無駄とは全然思いません。
お金を払うのってとっても尊い行為だと思うからです。
例えば結婚式に関して言えば、
本人たちも結婚式を挙げられて幸せ
両親も喜んで幸せ
式場だってお金を得られて幸せ
お金を払うことでたくさんの人が幸せになっています。だから「無駄」だというのは寂しい考えだと思います。
まとめ
「結婚式ってなんのためにするんだろう?」
その答えは人それぞれ。実際は挙げてみないとわからないものだと思います。
もちろん無理に挙げる必要はないし、大事なことは周りに流されずに自分たちでしっかりと考えることですね。
この記事が少しでも結婚式に関して考える切っ掛けになれば幸いです。