こんにちは。このブログの運営の一人「ちゃまお」と申します。
妻と一緒にこのサイトを運営しています。
こんなサイトを運営していてなんですが、私は昔から「結婚式を挙げること」に抵抗がある人間でした。恥ずかしいし、お金もかかるし、準備も大変そうだし、正直なんのメリットもないと思っていたんです。しかし結婚式を挙げた後にその価値観が一変しました。
今では「結婚式を挙げてよかった」と心から思っているんです。
なぜ心境が変化したのかを書いていけたらと思います。
なぜ私は結婚式をあげることに抵抗があったのか
私はめちゃくちゃ人見知りです。人前に出るのが大の苦手。店員と目を合わせることすら緊張する人間です(汗)
そんな人見知りの私が、普段着慣れないタキシードなるものを着て、たくさんの人の前で誓いのキスをしたり、ケーキを食べさせあったり……。
そんな恥ずかしいことできるわけない”
と思っていたんですね。
結婚式はお金もかかれば、準備に時間もかかります。その後に待っているのはただただ恥ずかしいだけの儀式。私は結婚式をそんな風に捉えていました。
あとこれは悲しくなるのでサラッと言いますが、私……友達そこまで多くないんですよ。
結婚式に呼べる人数があまり多くありません。ちなみに私は自営に近い仕事をしており、同僚や上司が多くないのでそういった人たちをあまり呼ぶこともできません。
反対に妻は友達が多く、会社勤めもしていますから呼べる人数も多い。
もし普通に呼べる人全員を呼んで式を挙げるとしたら、
妻側のゲスト80
夫側のゲスト10
くらいに比率になってしまうでしょう。
すいません。少し言い過ぎました。
さすがにそれはないです。
正確には、
妻側のゲスト95
夫側のゲスト5
くらいの比率になってしまうでしょう(涙)
書いてて情けなくなってきましたが、こんな状態で大勢の方を結婚式に呼ぶのは私にとってかなりの抵抗がありました。
もちろん私も男です。日本男子です。
妻が結婚式を挙げたいというならばそれは絶対に叶えてあげたい。
さらにいえば、もし妻が「結婚式にはたくさんの人を呼びたい」といったなら、その希望を叶えるべく、ない人脈をフルにつかって土下座してでも参加してくれる人をみつける覚悟もありました。
やはり結婚式の主役は女性です。絶対に後悔だけはしてほしくない。
私は悩みました。どうしたものか。
ご祝儀の問題
私が結婚式を挙げることに抵抗があった理由のもう一つにご祝儀の問題もありました。
友人たちからご祝儀をもらうことにも抵抗があったんです。
だってご祝儀って出す方はかなりの負担ですよね。
ご祝儀って大体の相場が決まっています。たとえば「友人のご祝儀相場は三万円」とか。
私はそういうのって本当に馬鹿らしいと思ってしまうんです。
だって経済事情って人それぞれ違うでしょう。リストラや病気などいろいろな理由でお金がない人もいます。子供がたくさんいて養育費が大変でご祝儀を出すのが難しい人もいる。
披露宴は人を呼べば呼ぶほど黒字になるなんてよくいいますが、なかにはご祝儀を負担に感じている人もいるでしょうし、そもそもが義理や義務感で参加してくれる人もいるかもしれません。
以上の理由から私は結婚式をあげることにかなりの抵抗がありました。
妻の口から出た「家族挙式」の言葉
けれどある日何気なく妻と結婚式の話をしていたら、彼女がポロッと「私は式をあげるなら家族だけがいいかな。二人だけであげるのもいいな」と言ったんです。
別にそういう方向に誘導したわけでも、私から切り出したわけでもありません。普通にドライブ中に結婚式の話になったときに嫁さんの口からポロッと「家族挙式」の言葉が出たんです。
家族だけの挙式ってどうなんだろう?
家族だけの挙式?
それってどうなんだろう……。
普通の結婚式と何が違うの?
家族挙式のことを彼女から聞いた時、最初に浮かんだ疑問がこれでした。
私は家族だけの挙式に参加したことも、呼ばれたこともありません。なので、家族だけでの挙式がどういったものか私自身よくわかっていなかったんですね。
- 普通の結婚式場でやってもらえるのだろうか?
- 人数が少ないと寂しい式にならないだろうか?
- 予算はどれくらいかかるのだろうか?
など色々な疑問がどんどん湧いてきました。
ただ、冷静に考えれば「家族挙式」にすることで、私の「友達が少ないゆえに披露宴に呼べるゲストが少ない問題」は解決します。
ご祝儀の問題も挙式費用が安ければ貰わなくても大丈夫そう。あとはただ結婚式での恥ずかしさを私が我慢すればいい。
う~む。
「家族挙式」ってかなりありなんじゃないの??
私は妻に聞きました。
本当に家族挙式でいいの? たくさん友達とか呼びたいんじゃないの?
やっぱり一番は家族に見てもらいたいから。披露宴だと家族は一番後ろの遠い席になってしまうし、家族だけで暖かい式が挙げたいな
こうして私達は「家族挙式」を挙げることを前提に、結婚式に向けて準備を開始したのでした。
結婚式で妻が号泣したとき私は結婚式を挙げてよかったと心から思った
家族挙式と行っても私達の挙げた結婚式は親族だけを招待したものではありません。
本当に中のいい友人達は招待しました。
それでも人数は30人以下の小規模の結婚式でした。
挙式当日。
私はかなり緊張していましたが、妻がドレスを着て両親と初めて会ったときにいきなり涙を流したんです。
化粧が崩れるのをお構いなしに号泣。それを見て妻の両親も号泣。
妻と両親の涙を見た瞬間私の中の価値観が音を立てて崩れるのを感じました。
私の緊張とか個人的な事情とかは本当にどうでもよくなって、妻やその家族が喜んでくれたことが本当に良かった。
特に妻の両親は本当に喜んでくれました。
私も今や二児の父ですからよく分かるのですが、子育てって大変じゃないですか。
でも子供が家を出て自立したとき。もしくは就職したとき。そして結婚したとき。孫ができたとき。そんなとき「子育てが報われたなぁ」と思うのかもしれません。
結婚式もそうです。だって結婚式って幸せの象徴ですよね。ドレスやタキシード姿を着た子供を見るのって親としては絶対嬉しいと思うんです。
私の両親ももちろん喜んでくれましたし、父からも「お前も立派になったなー」という言葉ももらえました。
家族と中のいい友人だけの小さな結婚式は終始暖かかった
中のいい友人と家族だけを呼んだ挙式&披露宴は終始暖かく和やかなムードで進んでいきました。
もちろん私は緊張していましたが、それも含めて本当にいい思い出になりました。
なんだかんだ妻や家族が喜んでくれたのが一番嬉しい。
結婚式を挙げてよかった。
今まで結婚式に否定的だった私の価値観が変わった瞬間でした。
ちなみにご祝儀に関してはゲストの行為に甘えて貰うことにしましたが、その分は他のことで恩返しできたらと思っています。
人生は一生に一度
今は入籍しても結婚式を挙げないカップルが増えているそうですね。
結婚式をするしないは個人の選択なので外野がどうこういう問題ではありません。
結婚式はお金もかかるし、準備に時間もかかりますから現実中々大変ですからね。
けれど人生は一生に一度。
少しくらい恥ずかしい思いをしたっていいし、やらないよりはやったほうが後悔が減ります。
私は実際に経験して、「迷ってるくらいなら結婚式は絶対に挙げたほうがいい」と強く思うようになりました。
人生は一度きり。後悔のないようにしてくださいね。