結婚式当日は何かと忙しくて二人だけでゆっくり撮影する時間がないもの。
そんなときは「前撮り(別撮り)」を利用してみてはいかがでしょうか。
前撮り(別撮り)とは結婚式とは別の日にドレス姿や和装姿の写真撮影をすること。
前撮りを利用することで二人だけでゆっくり写真を撮れますし、様々なロケーションや結婚式とは違う衣裳で撮影ができるんです。
この記事では前撮りの注意点や費用の目安などを解説していきます。
正直『前撮り』って必要? したほうがいいの?
前撮りは絶対した方がいいです。結婚式の満足度がかなり高まります。
『結婚式で後悔していることランキング』などのアンケートを見てみると毎年上位に「もっとたくさん写真を撮っておけばよかった」というのがランクインしています。
結婚式や披露宴は一日で終わってしまいますが、写真は一生残ります。
前撮りをすることでプロのカメラマンとマンツーマンで自分の好きなポーズやロケーションで一生ものの写真を残すことができます。後悔しない結婚式にするためにも前撮りは強くオススメしたいです。
どれくらいの人が前撮りをしたの?
ゼクシィ結婚トレンド調査 によりますと全国で別撮り(前撮り、後撮り含む)を行ったカップルは約70%となっています。多くのカップルがカップルが結婚式とは別に写真撮影をしているんですね。
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)
前撮り(別撮り)の費用はどれくらいかかったの?
つづいて前撮り(別撮り)にかかった費用です。
こちらもゼクシィ結婚トレンド調査を参考にしています。
もう少し細かく費用の内訳を見てみましょう。
スタジオ撮影の費用は?
平均19.7万円
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
ロケーション撮影の費用は?
平均22.3万円
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
スタジオ撮影かロケーション撮影などで費用は変わってきますが、およそ10万~20万円程度くらいかかることが多いようです。ちなみにこの価格は撮影代、アルバム代、データ代が全て含まれていると思って下さい。
どこで前撮りをお願いしたの?
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
結婚式当日の写真撮影は9割の方が会場専属のカメラマンに頼むのに対し、別撮り(前撮り)に関しては半数以上が外部の写真屋や衣装展に頼むようです。
外部の業者さんに頼むメリットはやはり式場とは違った雰囲気で写真を撮れること。挙式当日とは全く違ったドレスやロケーションで撮影ができるのはやはり魅力的です。和装にを入れている業者を探すなど、自分好みのスタイルで写真が残せます。
式場の専属または提携業者に頼むメリットは、プランナーさんが全て手配してくれるので準備が楽だということ。自分で業者を探す必要もありませんからね。また、その式場に全てをお任せすることによって本番前のリハーサルにもなります。
費用に関しては業者によって大きく異なります。提携業者に頼むと割引されるなどのプランもあるので、事前に確認しておきましょう。
前撮り(別撮り)をした理由は?
では皆さんどういった理由で「前撮り」撮影をするのでしょうか?こちらもデータを見てみましょう。
前撮りをした理由は?(複数回答あり)
- 1位 当日と違う衣装が着られる 70.3%
- 2位 当日ウエルカムボードとして使うため 51.4%
- 3位 和装で撮りたかった 51.1%
- 4位 当日映像演出として使うため 44.2%
- 5位 挙式、披露宴・ウエディンブパーティー以外で撮りたいシーンがあった 40.4%
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
やはり当日と違う衣装が来られるというのが一番の理由でしたね。面白いなと思ったのが2位の「ウエルカムボードとして使うため」や4位の「当日映像演出として使うため」というもの。
事前に撮影しておいて結婚式当日に使いたいという方もたくさんいらっしゃるようです。
前撮りをしたのはいつ?
続いて前撮りをした「時期」に関して調べてみました。
こちらはスタジオ撮影と外で撮影するロケーション撮影で時期が変わってきます。
スタジオ撮影は屋内の専用スタジオでの撮影のことです。
- 1位 披露宴・ウエディングパーティーの21週間以上前 26.8%
- 2位 披露宴・ウエディングパーティーの12週間前 14.9%
- 3位 披露宴・ウエディングパーティーの8週間前 9.8%
- 4位 披露宴・ウエディングパーティーの10週間前 9.3%
- 5位 披露宴・ウエディングパーティーの20週間前 8.2%
平均20.4週前(4.6か月前)
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
ロケーション撮影は屋外のスポットで写真を撮影することを言います。
- 1位 披露宴・ウエディングパーティーの21週間以上前 26.0%
- 2位 披露宴・ウエディングパーティーの12週間前 13.5%
- 3位 披露宴・ウエディングパーティーの16週間前 11.7%
- 4位 披露宴・ウエディングパーティーの8週間前 11.2%
- 5位 披露宴・ウエディングパーティーの20週間前 7.2%
平均19.7週前(4.5か月前)
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
挙式日から逆算して2ヶ~4月前に実施される方が多いみたいですね。
もちろん挙式日の前日に行う方もいらっしゃいます。
前撮りをするメリット
前撮りは本当にオススメなので、是非とも皆さん利用してほしいと思います。
前撮りにはたくさんのメリットがあるんです。
結婚式当日と違う衣装が着れる
前撮りをする理由として一番多いのがコレ。結婚式当日とは違う衣装を着て写真撮影ができます。カラードレスはもちろんのこと、和装を着ることもできます。本番はドレス、前撮りは和装と分けて撮る人も多いです。
ヘアメイクリハーサルになる
結婚式の写真って一生残ります。やはり自分がいちばんお気に入りのヘアメイクでしたいもの。前撮りをすれば当日の予行練習にもなりますね。また前撮りと当日でヘアメイクを変えることで、写真にヴァリエーションを持たせることもできます。
私達は結婚式を挙げた会場で前撮りを行いましたが、前撮りと当日ではヘアメイクをガラッと変えました。
前撮りでは髪を下ろし、結婚式当日では髪を上げました。いろいろな写真を残せてとても満足しています。
当日、ウェルカム・ボードや席次表、映像演出などで前撮りの映像が使える
前撮りのときに写真を撮影しておけば、ウェルカム・ボードや、当日使うペーパーアイテムなどにも使うことができますね。
ゆっくりと時間をかけて撮れる
結婚式当日はバタバタしていて中々ゆっくりと写真を撮れる時間が撮れません。前撮りを利用することで様々なシチュエーションでゆっくりと写真を撮ることができます。またお子さんがいらっしゃる場合、ゲストの方に気兼ねなく子供達とゆっくりと写真を取ることもできます。
当日お酒の飲み過ぎで顔が赤くなっても、前撮りをしておけば綺麗な写真が残せる
披露宴ではお酒はつきもの。当日お酒が飲み過ぎて顔が赤くなってしまって、後で写真を見てみると酔っ払った写真しかなかった……みたいなことも、前撮りをしておけば心配ありません。
様々なシーンやロケーションで撮影ができる
例えば挙式を日中の明るい時間帯に行うなら、前撮りの時間帯を夜に設定することで全く違った雰囲気の写真を残すことができます。和装の場合は神社や庭園を利用してもいいですし、おしゃれなガーデンや二人だけの思い出の場所で撮ることができるプランがある業者もいます。
本番とはまた違う凝った写真を残すことができるのは前撮りの大きなメリットですね。
また、「結婚式は本土で。前撮りは沖縄で」みたいに前撮りだけをリゾート地や二人の思い出の場所で撮影するといったカップルも多いです^^リゾート地での撮影だと綺麗な海が背景になったりしてとても綺麗ですよね。
前撮り費用 ここだけはチェックしておこう!
前撮り撮影は基本的にセット料金であることが多いですが、場合によっては後から追加料金が発生することも。費用など少しでも疑問に思うことは必ず確認しましょう。
1.衣装代
契約前に自分が着たいドレスがあるのかを必ず確認しましょう。人気のドレスは追加料金がかかることもあります。また、ドレスを持ち込みたい場合は持ち込み料がどれくらいかかるのかも確認しましょう。衣裳持込の場合割引があるかどうかも合わせてチェック!
2.ヘアメイク代
ヘアメイク代がセット料金に含まれているかチェック。もし自分のお気に入りの美容院でセットしたい場合は割引があるかなども確認しましょう。
3.着付け代
着付け代は基本的にはセット料金に含まれていることが多いですが一応確認しましょう。
4.アルバム代
アルバムの種類によって費用は大きく変わってきます。可能なら実物をみせてもらい料金を確認しましょう。
5.小物・アイテムなどの持ち込み料
小物・アイテムなどを外部から持ち込みたい場合いくらかかるのかチェック!
6.データ代
正直アルバムはいらないので写真のデータだけ欲しいというかたは多いのではないかと思います。データがあれば自分でアルバムを作ることもできますからね。ただ、写真データの買取り料金は意外と馬鹿になりません。撮影料金より高いこともあるくらいです。写真データの買取り料は必ず確認しましょう。何カットくらい撮ってくれるのかも合わせて確認。
7.自分達のカメラを持ち込んでの撮影は可能か?
親や友達にカメラマンとして同行してもらいた場合は、それが可能かどうか、持ち込み料はかかるかどうかチェックしましょう。
8.ロケーション代
自分たちの思い出の場所で撮りたい場合、出張費や交通費などはどのような負担になるのかを事前にチェック。
前撮りを成功させるためのポイントは事前にポージングやシチュエーションを考えておくこと
前撮り撮影時はどういうシチュエーションやポーズで撮りたいのかを事前に考えておくのが絶対的にオススメです。
もちろん当日はプロのカメラマンが様々なポーズやシチュエーションを提案してくれるのですが、ただ受け身ではもったいないです。自分たちの希望のカットをどんどん提案して取り入れていきましょう。二人だけしか分からない秘密のポーズやドラマや映画で憧れのシチュエーションなどなんでもいいんです。
写真は一生残るもの。少しくらい恥ずかしい思いをしたって、自分の思い通りの写真を撮ったほうがいいに決まっています。後から「このポーズでも写真をとっておけばよかった」と後悔しないようにしっかりと希望を伝えましょうね。
前撮り。私は正直最初かなり恥ずかしかったです。カメラマンさんから「笑顔がまだまだ固いですよー。リラックス、リラックス」と何度も言われました。
そんな緊張しいの私ですが後半はだいぶ慣れてきて、ノリノリで写真を撮ることが出来ました。人間恥ずかしさも慣れるものです。
前撮りはとても楽しく思い出になるのでオススメです。
よろしければこちらも参考に。
前撮り撮影をさらに成功させるちょっとした裏技!
前撮り撮影時のちょっとした裏技を紹介します。
裏ワザ1 親や友達にもう一人のカメラマンになってもらう
前撮りではプロのカメラマンが写真の撮影をしてくれるのですが、それとは別に家族や友人にもカメラマンとして同行してもらうのがオススメです!
プロのカメラマンに撮ってもらった写真ももちろん素敵なのですが、親や友人が撮ってくれる写真もプロの写真とは違った味わいがあります。プロのカメラマンの撮影と撮影の間のリラックスした表情とか、友達だけに見せる変顔とか、親や友人だからこそ撮れる写真ってたくさんあるんですよね。
注意点としては、プロのカメラマンの撮影の邪魔をしないようにすること。プロのカメラマンが撮影してないときに撮影してもらうとか、横から撮るとか工夫しましょうね。
また、事前に親や友人が前撮りに同行していいか、カメラを持ち込んでいいのかの確認は必ずするようにしましょう。
裏ワザ2 二人の思い出の品を持参する
前撮りの時に婚約指輪や結婚指輪を持参するのはもちろんのことですが、それ意外にも二人の思い出の品があれば持参しちゃいましょう。
誕生日に彼がくれたネックレス、二人でつくったマグカップ、大事にしているぬいぐるみなどどんなものでもOK! 「このアイテムと一緒にとったら素敵な写真になるだろうな」みたいな軽い気持ちでOKです。 もちろん事前に持込料がかかるかどうかは確認して下さいね。
裏ワザ3 ペットと一緒にとる
ペットを飼ってらっしゃる方はペットと一緒に写真を撮れるかどうか事前に確認してみましょう。きっと素敵な写真になるはずです。
裏ワザ4 自分たちの思い出の場所で撮影する
例えば彼からプロポーズされた場所でロケーション撮影できたら素敵だと思いませんか? 追加料金や出張料がかかってしまうこともありますが、もし予算に余裕があるなら見積時に提案してみましょう。
私達の『前撮り』感想
私達は挙式会場で前撮りを行ったのですが、本当に大満足でした。挙式当日は緊張で余裕がなかったこともあり、表情が固い写真も多かったのですが、前撮り時は二人だけでゆっくりと写真を撮ることができるので、お気に入りの写真がたくさんできました。
プロのカメラマンが様々なアングルやシチュエーションを提案してくて、気分はまるでモデルにでもなったかのよう(笑)もちろん自分たちの希望を存分に取り入れて写真撮影をしていただきました。
私達は挙式の3日前に前撮りをしたので、本番のリハーサルにもなりました。
結婚式も楽しかったですが、前撮りも同じくらい楽しかったです^^
前撮りはぜひともオススメしたいです。
前撮り費用節約のために私達がしたこと
私達は前撮りの費用を節約するためにアルバムは一番安いものにしました。本当はアルバムはつくらず写真のデーターだけ貰えればよかったのですが、アルバムを作らないとデータを貰えなかったので仕方なく作った感じです。
というのも今は写真データーがあればお手軽な値段でアルバムを作ることができるサービスが色々と出ています。
たとえばしまうまプリント
写真は私達が実際にしまうまブックでつくったフォトブック。
96ページもありますが、なんと970円で作れてしまいました。文庫本サイズで可愛いです^^かなり満足。
写真データから自分たちでアルバムを作って費用を抑えるのはかなりオススメですよ。なにより自分で作ったアルバムは愛着がわきます♪
こういったアルバム作成サービスは他にもたくさんあるのでよければ調べてみてくださいね^^
オススメの前撮り業者は?
前撮りやフォトウェディングをしている会社ってたくさんあります。
その中で一つおすすめのサイトを紹介させていただきます。「ハナユメフォト
ちなみに実際に取材に行った上でオススメしておりますよ。
こちらはハナユメフォトのカタログです。
中をちらり。
ハナユメのフォトウエディングの撮影地はなんと「沖縄」!(和装の場合は京都も可能です)
費用もかなりお得で、基本プランがコミコミで約15万円ほど。もちろんアルバムやドレス代など必要なアイテムが全て入った価格です。しかも撮影カットも180枚もついてきます。
これは他の業者と比較してもかなりお得な部類です。
それになんといっても沖縄の澄み切った海での写真撮影は本当に最高です!一生の思い出になりますよね。
前撮りはもちろんのこと、ハネムーンの記念や、写真だけの結婚式など様々なカップルが利用されていて、評判もかなり上々みたいです。
I今は沖縄へかなり安く行ける時代ですから、旅行がてら「前撮り撮影」なんていいんじゃないでしょうか♪
ハナユメフォト
まとめ
冒頭でも書きましたが、結婚式で後悔していることランキングで毎年上位には「もっと写真を撮っておけばよかった」が入ってきます。
後から後悔しないようにたくさん写真を撮っておくことを強くオススメしたいです。写真は一生残りますから。
私達も結婚記念日などの節目にはよくアルバムや写真を見返したりしています。「あの頃は若かったなー」みたいに(笑)
何より前撮りって本当に楽しいイベントですよ。恥ずかしがらずにチャレンジしてみてくださいね^^